理事長所信
2008年度 社団法人大月青年会議所
理事長 鈴木陽一
基本理念
「明るい豊かな社会を築く原動力となるべく、強い意志と情熱と責任感を持って行動する」
基本方針
●市民が共鳴し、自主的・自発的に参画するまちづくり事業の実施
●まちづくりに結びつくひとづくり事業の実施
●公益性の検証と追求
●魅力ある事業を通じて、会員の拡大に努める
スローガン
「10年先のこのまちと、10年先の私たちのために。
今出来ることを確実に、そして力強く実践していく。」

―はじめに―
1951年、戦後間もない荒廃した日本において、「戦後の日本の復興は、我々青年の使命である」という、高貴な志を持った青年によって興された、日本の青年会議所運動。その
復興という役目を終え、青年会議所は今、目的を失い、彷徨っているように思えます。
「明るい豊かな社会」の実現を目指して。これが私たちの活動目的です。しかし今、その「豊かさ」の価値観が多様化しています。多様化した価値観は深い霧となり、目指すべき場所は霞んでいます。
社団法人大月青年会議所の目的地もまた、ぼんやりと霞んでいます。
個々のベクトルが様々な方角を指差していたとしても、それらはきっとどこかで交差します。その交差する点を目的地に設定し、歩き出そう。一歩ずつでいい、ゆっくりでも構わない。確実に一歩、また一歩。いつかきっと、その場所に辿り着けるはずです。
アンテナをたくさん張ろう。今立っている場所を明確にし、本来の存在意義を見つめ直す。あるべき姿、進むべき方向に軌道修正しよう。戦後の復興を成し遂げた、偉大な先輩たちのように。共通の目的を持って歩き始めよう。
―共感と共鳴が得られるまちづくり事業―
中央集権型社会から地域主権型社会へ。行政主導から市民参加へ。さらには「市民主導」への移行に向けて、私たちは活動してきました。その方向性に誤りはないと考えます。
目指すべきものを見失わぬよう、本年も引き続き、責任感と使命感を持って、邁進して行きます。市民のリーダーとして、次代を引き継ぐ責任世代として、市民意識に変化を起こしていきます。
さらに、地域のニーズに即したまちづくりを展開していきます。私たちの考えを市民に押し付けるのではなく、地域や市民が直面している課題や問題を共有し、解決に向けて、青年会議所らしい行動を起こします。市民の琴線に触れる運動を展開していくことで、
市民が共鳴し、主体的・自発的に参画する社会を創っていきます。
それには、常に謙虚さを忘れてはいけないと考えます。私たちは臆さず卑屈にならず、上から見下ろすこともしない、常に水平な目線で、市民に語りかけていくべきです。市民から共鳴が得られる運動と共感が得られる姿勢が相俟って初めて私たちの真価が発揮できるはずです。
―公益法人制度改革への対応―
1971年、昭和の高度経済成長期にこの青年会議所は誕生しました。そして1983年、
社団法人格を取得。多くの先輩たちの英知と勇気と情熱によって、今日の大月青年会議所があります。そして2008年、私たちは公益法人制度改革という、第3の変革期を迎えようとしています。まず、メンバー各自がこの制度改革の意義を理解したうえで、このLOMが誕生した際の創始の精神や先輩たちの想い、現在私たちがこの地域で担っている役割を熟慮・検討し、これからの方向性を決定していきたいと考えます。
そして、この制度改革を自らの襟を正す良い機会であると捉えます。公益法人としての当たり前の適正な会計処理、事務手続き等が行えるよう、体質改善を図ります。
―会員拡大―
青年会議所は、「まちづくりの出来る人間を創り出す」という、機能を有した団体であると考えます。社会に貢献できる人材を育成するのも、青年会議所の重要な責務と思います。
また、同じ志を持った仲間が増えれば、より幅広い、魅力的な行動が出来ます。それらの意味で会員拡大は、最も効率的で即効性のある、まちづくり事業のひとつと言えます。そのためにも共鳴と共感を念頭に置き、拡大につながる、魅力あるJCの事業を行っていく必要があります。
―まちづくりはひとづくりから―
お馴染みの言葉であり、新鮮味に欠けるが、まちづくりを突き詰めていくとここに辿り着きます。
当LOMにおいても青少年を対象に継続して事業が行われてきました。達成感・満足感が得られ、メンバーの資質向上にも大きく寄与してきたと思います。しかし、回を重ねるごとに初期の志は徐々に薄れてきてはいないでしょうか。また、伝えたいことは確実に伝わっているのでしょうか。そして、本当にまちづくりに影響を与えているのでしょうか。
これまでの実績・経験により、ある程度の自信とノウハウは蓄積されているはずです。それらを武器に「まちづくりに直結するひとづくり」という次のステージに進む時ではないでしょうか。
―情報―
共感と共鳴が得られるまちづくりのために、私たちはもっと市民に身近な存在であるべきです。その意味で広報は、重要な役割を担っています。私たちがここにいることを、これまで以上に情報発信していく必要があります。決して特別な人間ではなく、あなたたちと同じ一市民であるということ。そしてこの町を愛し、活動を続けていることを。様々なメディアを利用して多くの人に知らせていきます。
また、情報とは単に発信するだけのものではなく、受信するものでもあります。私たち以外にもまちづくりを実践している各種団体の情報を受信し、それを知り、学ぶことは大切だと考えます。そういった情報を上手に使いこなす能力を身につけ、まちづくりに役立てていきます。
―近隣青年会議所との交流―
私たちの町は近い将来、市町村再編成(合併)という大波に、否応なく飲み込まれることが予想されます。その時、青年会議所には、地域のリーダーとしての行動が要求されるはずです。大勢に流されることなく、明確な考えを持ち、毅然たる行動をとるため、私たちは何をすべきなのか。その答えを探るべく、まずは本年、近隣青年会議所と連携し、
行政の枠を超え、広域的な視野に立った事業の展開を目指します。
―最後に―
日々輝きを失いつつあるこの町。ある者は責任を誰かに押し付け、ある者は失望し何も語らない。またある者はただ去っていく。そんなこの町の中で、前向きに考え、行動を起こしていく人たちの集まりに出会った時の衝撃は今でも忘れません。あれから8年経ちました。あの時の自分のように私たちに共鳴し、共感してくれる同志がきっと現れるはずです。そのために目標を見失わず歩き続けよう。私たち全員の英知と勇気と情熱を集めて。
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